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バチや幸運の正体は何? プロは”バチ当たり”や”おかげさま”をどう見るか。

 

あなたは、バチや幸運を信じますか? 個人的には結構信じているほうです。でも、世の中にはまったくバチや幸運を信じていない人もいますよね。人によって違うのでしょうか?バチや幸運の正体って何でしょう?その正体とは意外なものでした。一般の方とプロに聞きました。

 

<<バチの話>>

・バチって存在する?アンケート紹介

 

今回も、まずクラウドワークスでアンケートを取ってみました。全体のうち92%の方が、「バチは当たる」と答えています。

信じる人は多いですが、一方で少数ながら、バチなんて当たらないし、信じないという人も。もちろん、人の考えはそれぞれですから、バチを信じないなんてバチ当たりとはいえません

 

・バチの正体って何だと一般の人は考える?

 

アンケートによると、バチの正体とは「心の中の罪悪感」だと一般には考えられているようです。

 

いくつかアンケートに寄せられた興味深いご意見を、山崎社長が解説します。

 

No1 人間誰もが持ち合わせている”良心”に背いたときに感じる心の痛みではないかと思う。バチが当たるような行動を取る人間は他社から恨みや反感を買うような性格であり、他者からの自身に対する行動に影響を与える

 

山崎社長「悪いことに関しては、自覚がある人と、ない人がいるます。自覚がある人に関しては、悪いことだとわかってやってる。(例:ゴミのポイ捨てなど。)

 

悪いことだと思ってない場合は、バチは当たらないですよね。自分の中の、善悪の軸が影響してきます。幼いころ、親にいわれたことなどが影響します。子供の頃に怒られなかったら、悪いことだと思わないかもしれません。もしかしたら、バチを信じてない人は、あまり怒られなかったのではないかという仮説が立てられます。」

 

No2 自分自身が悪いことをしたので、神様が罰をあたえたと感じます。

 

山崎社長「これも、ばちは解釈だといえます。悪いことが起きたときに、なぜだろうと思ったとき、良くないことがあってゴミのポイ捨てをしてたなとか、お墓で遊んだなとか、そういう解釈ができてしまいます。つまり、日頃の行いが大事になってきます。

 

日頃の行いで雨が降るとか、バチは信じなくともそういうことをいう人は多いですよね。コントロールできないことを、神様に任せるという価値観です。」

 

No3 当たって欲しいと考えるから願いのようなもの

 

山崎社長「罰当たりな人に対して、他人にも当たってほしいと願う心ですね。因果応報といいますか、人の畏れる感情といいますか。」

 

No4 私がそうだったからです。友達にひどいことをしたら、自分にも返ってきました。

 

山崎社長「これは、罪悪感があったので、ひどいことをしたと思っていたんでしょうね。」

 

No5 トイレしたくてお墓でしたところ、亡くなった人や精神疾患を患った人がいるからです。

 

山崎社長「実際には、因果関係とは、解釈だといえます。理由があると安心するんです。無理矢理な理由でも、不安なものから逃れるために、神様を使うといいますか。だって、死にたくないからお墓でトイレをしない、という逆の因果関係にはならないですよね。」

 

No6 自宅の庭に生えてた樹齢50年ぐらいの古い木を切って以来、家族や親せきに次々と不幸が訪れました。木には魂が宿っていると歴史の本で読んだことがあります。

 

山崎社長「不幸も解釈です。亡くなったりしたら、事実として、理由の説明ができません。その理由を探そうとしたところ、みつけてしまった感じです。関係のないことを、ストーリー化してしまったといいますか。」

 

・プロはバチをどう見る?

 

お墓のプロである山崎石材店の山崎社長によると、バチとは「多くの人に備わった良心」であるとのこと。もともと備わっている良心が、悪いことをしたときの、心がチクリとする感情と、不運な出来事を結びつけてとらえると。それが良心であり、バチの正体です。

 

<<幸運の話>>

 

バチの話は気が滅入るので幸運の話をたっぷりしましょう。では一方、幸運とは何でしょうか?

 

・幸運は存在する?

 

  • おかげ横丁のおかげさま精神

伊勢におかげ横丁という場所があります。赤福などが売られているのですが、おかげ横丁のみなさんは、人がみていないところでも、掃除を欠かさないですし、公衆トイレなども自ら掃除される方が非常に多いそうです。

 

おかげ横丁というぐらいですから、「おかげさま」の精神が根付いており、人様のおかげ、神様のおかげで商売ができ、暮らしが営めているので、人が見ていない部分でも感謝を込めて誠心誠意、お掃除をされるのだそうです。

 

  • 大谷翔平選手の運

 

さらに、運について徹底的に考えたのが、野球の大谷翔平選手です。「大谷翔平のマンダラシート」では、運というカテゴリがあり、そこでは「ゴミ拾い」「部屋そうじ」「道具を大切に使う」などの項目があります。

引用:スポニチhttps://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/02/02/gazo/G20130202005109500.html

 

上記が、大谷翔平選手のマンダラシートです。中央下に運のカテゴリがありますね。高校生のときから、大谷選手は野球で活躍している人には運もあることを見抜き、そしてその運の正体に気がついていたのです。

 

  • ノムさんのお気に入りの言葉

また、野球のノムさんが紹介して有名になった言葉で、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という、肥前国第9代平戸藩主であった松浦清の言葉があります。これも、陰でも努力をしている人はいざというときにその努力が自信となってみなぎり、本番でいい結果を残せるということです。

 

  • ブラックマヨネーズさんと幸運の話

 

実は、幸運に関して、以前、私はツイッターでこんな投稿をしたことがあります。

 

ブラックマヨネーズの吉田さんは、若手芸人だったころ、周りの芸人仲間がみんなマジコンを使っていても、自分だけはソフトを買っていたとのこと。それから何年もたち、マジコンを使っていた人たちは全員消えて、吉田さんだけが芸能界で生き残ったのです。

 

この話。マジコンを使わなかった吉田さんだけが芸能界で生き残ったという話ですが、マジコンと芸能界で売れることに相関関係や因果関係があるかは誰にも断言できません。でも、そうなのです。マジコンを使わなかった吉田さんだけが生き残ったと彼自身はいうのです。

 

これこそ、「おかげさま」「幸運」「負けに不思議の負けなし」ではないでしょうか。誰もとがめない環境であっても、吉田さんは違法ソフトを使わなかったし、流されもしませんでした。それが、巡り巡って明暗をわけたのです。

 

・プロはバチと幸運をどう見るか。

 

つまり、バチが当たるとは、負けるべくして負けること。

やるべきことをやっているところが最終的に勝つのです。これが答えです。

 

人が見ている見ていないに関わらず、やるべきことをやるのが大切です。なぜなら、バチも幸運も、結局最終的には自分の心がみているものであり、多くの人にはその良心がDNAに備わっているからですね。そしてその良心の正体は、ご先祖様かもしれませんね。だから、お墓は大切にしなければなりませんね。

 

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墓石・お墓の専門家 茨城県の山崎石材店

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夫婦別姓になったら、お墓はどうなる?

こんにちは。

山崎石材店でお手伝いしている、藤田幸子です。

 

突然ですが、あなたは(選択的)夫婦別姓に賛成ですか?反対ですか?

そして、仮に夫婦別姓が実現したら、お墓ってどうなるのでしょうか

夫婦別姓になったらお墓はどうなるのか、疑問がふと浮かんだので、アンケートを取ってみました。すると、驚きの結果が出たので、みなさんにお届けします。

 

今回は、クラウドソーシングの『クラウドワークス』にて、20名の方に、2020年12月にアンケートを採りました。一体、どうなったでしょうか・・・。

 

夫婦別姓には賛成?反対?

まず、夫婦別姓そのものに、賛成か反対か聞いたところ、賛成100%となりました。反対はひとりもいません。驚きですね。個人的には、それだけマイナス面のない施策であり、早期に実現するのではないかと思っています。

 

ちなみに、私個人は今年結婚してフジタ姓になったのですが、夫婦別姓は反対とまではいかなくとも、さりげなく結婚したことをアピールできるといいますか、聞かれてないのに結婚したと暗に伝えられるので良いなと思っております。ただ、実際に結婚となると改姓の手続きが非常に面倒なので、他の方が別姓でいきたいというお気持ちはわかります。

 

早々に実現するだろうなと思っています。

性別と年代の分布はこんな感じです。男性のほうが少し多く、30-40代の方を中心に、最高齢は60才男性の方でした。60代であっても、夫婦別姓に賛成というご意見は、頼もしく感じますね。

 

夫婦別姓にしたら、お墓はどうなる?

では本題です。

夫婦別姓にしたら、お墓はどうなるのでしょうか?どのように考えているのでしょうか?今回は匿名アンケートのため、気軽に本音を聞いてみました。

 

  話し合う      ・・・4名(20%)

  一緒にはいる    ・・・8名(40%)

  別々にはいる    ・・・6名(30%)

  樹木葬や墓はいらない・・・2名(10%)

 

という結果になりました。

特徴的だったのが、20%の方が「パートナーと話し合う」という答えをされたことです。夫婦間のコミュニケーションは、時間がたつほどなあなあになり、話し合いがしづらくなるのでは?という仮説を、実親などをみるに思っていましたが、世間はそうではないようです。しっかり話し合って、決めていただきたいですね。

 

では、それぞれのご意見のなかで、個人的にユニークだなと思った意見をご紹介するとともに、山崎社長にコメントをいただいてみましょう!

 

 

【同じお墓に両家の姓を刻印】

  • もちろん両家の家族で相談になるでしょうが、両家の姓を刻印したお墓を立てるというのが一番しっくりくる選択だと思っています。2番目の選択としては両家お墓に半分ずつ納骨するという方法もありかなと思っています。

 

山崎社長のコメント:おふたりだけのお墓なら、それでOKですね。夫婦墓、一代墓と呼ばれる形です。また、子供さんが同じお墓に入られないなら、両姓の刻印でもいいと思います。ただ、、、子供が継ぐとなると、また別の問題が生じてしまいますよね。子供さんそれぞれの名字と新しい名字があるので、たくさんの名前ができてしまいます。

 

【死んだらお隣さん】

  • 隣通しで夫婦お墓を建てると思います。

 

山崎社長のコメント:隣通しというのは仲良しですね。実は、山崎石材店にもご夫婦でこられて、ご主人と奥様、息子さん大学生ふたりの4人の墓を買われた方がいます。

また、お隣に、奥様の実家のご両親の墓を買われました。隣同士なら、一緒にお参りできますから、後に残った人はとても助かります。

実はお墓って、二人用、四人用、六人用の他に、ひとり用もあるんです

夫婦で1個ずつのお墓は想定していますが、おひとり用に、夫婦ではいられるかたもいらっしゃいます。

おひとり用なら、そのお墓に永久にいられるからです。複数人は合祀になっちゃうんですね。他の人と交ざるのが嫌だという気持ちをもたれる方が2割ぐらいいるので、合祀がいやだという方に、ひとり用が売れています。また、ご夫婦なら混ざってもいいかな、という感情なのだと考えられます。

 

【好きな言葉を刻印】

  • 時代は変わりゆくので、臨機応変にお互いの話し合い次第で決めます。

墓石には「~家」という名字の彫刻ではなく、何か好きな言葉(例えば「感謝」、「絆」等)や、好きな絵柄を彫刻してもらい、裏書にはそれぞれの没年と別姓の氏名を彫刻してもらう。

 

山崎社長のコメント:お墓には好きな文字を刻んでいいのです。しかし、仏教では「愛」が刻めないなど、宗派によっていろいろあるのは事実です。ほかにも、浄土真宗だと魂はないので、「霊」はだめとか。

 

こちらお墓屋さんとしては、自由に刻んでいただきたいのですが、宗派によってはだめな文字が出てくるので確認が必要です。また、ご家族の中で違和感のある言葉はやめたほうがいいですね、とアドバイスしています。

実際にお墓に掘ると残るので、お参りする人の意見を聞くのが一番です。

最後に

 

夫婦別姓とお墓の問題。お手伝いしている私・藤田の「別姓が何世代も続いたら、お墓ってどうなっちゃうのかな?」という単純な疑問からはじまりました。

結論として、選択的夫婦別姓には大賛成、そして、お墓の問題を考えるに、ますます家族間のコミュニケーションが大切だと自覚している、というところでしょうか。「夫婦別姓が実現すると、家族の絆が~」なんていう意見もあるかもしれませんが、アンケートを通じて、より話し合いの必要性が高まっていることがみえてきました。

 

お墓のことは、人生の最後にもっとも家族のコミュニケーションが必要とされる瞬間なのだと思いました。よって、それまでの積み重なってきた家族の日常が、地層のように積み重なり、人生の最期の、お墓に関してのコミュニケーションを形作るのかもしれません。

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墓石・お墓の専門家 茨城県の山崎石材店

「しっかりした家」としての墓参り。ご感想

 

こんにちは。山崎石材店です。

このたび、下記のようなブログを投稿しました。

「しっかりした家」のイメージとしての墓参り

 

お墓参りをする人は、不思議と「しっかりした家の人」と思われがち。

なぜだろう?ということを掘り下げた記事です。

この記事に対して、4名の方からご感想をいただきました。

よかったら、ご感想を読んでみてくださいね。

 

  • Cさん「墓を守るって何から・・・?」

私の家は、富山県の散居村のおうちなんですが、家族みんな、お経が全部読める

実家に帰ってきたらまず仏壇に行ってお参りおみやげをもらったらまず仏壇の横置く

炊きたてのごはんを盛って仏壇に置く…とかやってるけど。

 

(わたし、母方のおばあちゃんの名字は知りません)

 

田舎の長女だったわたし、5歳の頃から「墓を守れ」と言われてきて生きてきました。

いったいなにから墓を守ればいいのか未だにわかりません。墓を守るというのは、家を継ぐことの暗喩なのか。雑草をむしれということなのか。ピラミッドじゃあるまいし墓泥棒なんてこないしなあ。

 

  • Nさん「お墓を大切にする夫を大切にしたい」

 

お正月、お彼岸、節目のときに必ずお墓参りをしに行っていた家に育った私にとって、とても興味深い内容でした!親の姿を見て、自然と私もお墓参りをしなければと思うようになりました。育った環境が影響するのかもと感じました。

 

でも、今の夫と結婚して「うちのお墓参りは特にしなくてもいいよ」と言われたんですね。それがびっくりで仕方なく。お墓が目と鼻の先の距離にあるにも関わらず・・・です。これも価値観の違い、、なのでしょうか。(田舎のお墓なので、虫や山蛭が多いから無理に行かなくてもいいよということなのかもしれないですが)

 

田舎でややこしいからいろいろ簡素化していこうという雰囲気は義父母からも感じます。長男の嫁である私を気遣ってくれているのかもしれないですね。。でもこどもたちにはお墓参りの大切さは伝えていきたいので、今は年に2回ほど、私が促して家族そろってお墓に行くようにはしています。なぜか義祖母にはすごく感謝されます・・・私にとっては自然のことなのですが・・・

 

  • Sさん「たしかに、お墓参りを欠かさない知人はきちんとしています」

 

(しっかりした家のイメージは)たしかにそうだなと感じました。お墓参りする人は、

 

・きちんとした家の人でやさしそう

・祖先を敬うので家族になったら大切にしてくれそう

・地に足がついていそうで安定感があるから生活力がありそう

・生き抜く力が強そう

 

という、いいメージが大きいですね。お墓参りを欠かさない知り合いもそうでした。二人ともやさしくキチンとしていました。

 

その反面、相手が長男であれば一緒にお墓を守るのは責任感が重そうだなと思ってしまいます。昔ながらの家を守る、お墓を相続して次の世代に手渡す、結婚したら嫁と呼ばれてガマンが必要のような負の面です。

 

ただ、これは住んでいる場所によるので、都会では全く関係ないかもしれませんね。長男、次男、長女、次女、そのほか立場によって感じ方は変わるんでしょう。

 

(「しっかりした家のきちんとした夫は兄弟仲があまりよくない」は、なんだかホッとしました。これで家族全員なかよしだとおとぎ話だなと思ったので。)

 

  • Aさん「実際の墓参りはとても大変」

 

お墓参りをする人=「しっかりした人」という見解に共感をしました。「ご先祖を大事にする=自分の身近にいる人を大事にする」という印象を私も抱きます。

 

なぜなら「人の死を弔う」ことは道徳的に綺麗なことですが、実際に行い続けるのには骨が折れる側面もあるためです。

 

具体的にはお墓は管理をするのに労力を使います。それに多くの場合ある程度遠方まで行く必要があるため、その点においても労力や手間がかかります。

 

私の家族も毎年お墓参りに行っていますが、やはり時間と労力がかかります。毎年お盆に山口県から島根県の山奥までお墓参りに行きます。数百キロの道のりのため、2時間程度かかります。その場についたのちは、十数分の掃除とお参りをして、帰路をたどります。

 

お墓参りの手間や苦労は世帯ごとに千差万別かと思いますが、一般論として、気軽にお参りにいけないことの方が多いと思います。

 

そういった手間を惜しまずに、率先して弔いに行く気持ちがある人は、人を大切にできる人なのだと思います。実際、私の家族も身近な人を大切にしている印象があります。

 

お墓参りは死者を弔う役目を果たしているだけでなく、副次的に、弔いにくる人の人間性を映し出す要素も持っているという考え方が学びになりました。

 

 

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「しっかりした家」のイメージとしての墓参り

こんにちは、山崎石材店でコンテンツを担当している、藤田です。

 

みなさんは、お墓参りをする人に対して、「しっかりした家の人だな」というイメージを持つことはありませんか?

 

お墓は死を祀るもの、怖いもの、お世話する人によっては面倒なもの・・・

というイメージもある一方、お墓参りを欠かさない人には「しっかりした人」という印象を抱きがちです。

 

でもなぜでしょうか?

なぜわたしたちは、日頃は縁遠いお墓という存在と、「しっかりした人」というイメージを結びつけるのでしょうか?

 

今日はそのあたりに迫ってみたいと思います。

 

■彼氏と結婚を決めるとき

 

実は、上記のお墓参り=しっかりした人、というイメージは、ある方の体験談がもとになっています。それが、Aさんで、Aさんはお付き合いしていた恋人と結婚するとき、彼が「お墓に報告しなきゃ」と言い出したのだといいます。

 

ある夏の日、Aさんは結婚がしたくなり、結婚情報誌ゼクシィを買い込み部屋で読んでいました。すると

 

彼氏「結婚・・・。先にお墓に報告しなきゃ」

 

といいだしたのです。

 

Aさん「お墓?両親よりも先にお墓に報告するの??」

 

と不思議に思ったといいます。

 

■結婚する前に墓参り?

 

そう、彼氏は「なにかあったらご先祖様に報告しなければならない」という価値観を持っており、その価値観が大きなイベントのとき(結婚)、明らかになったのです。

 

Aさんは「ずいぶんしっかりした人だな」

 

と思いながらも、不思議と抵抗はありませんでした。もちろんAさんの家にもお墓はあり、Aさん自身は、「お墓は少し面倒なもの」というイメージを持っていたにも関わらず、です。

 

というのも、Aさんは法事などで本家に集まるたび、女性だけが支度に追われて、男性は酒盛りをして盛り上がり話に現を抜かしている姿があまりいい印象を持っていなかったからです。普通の家庭に育ったAさんにもお墓はあるけれど、結婚を報告するという発想はAさんにはありませんでした。だからこそ「しっかりした人だな」と思ったのです。

 

彼氏とAさんがお参りにいった、彼氏の実家のお墓は、普通のお墓でした。先が尖っている神道のAさんのお墓と違い、先端が平らなタイプが違うぐらいです。

 

丁寧にお墓を掃除し、手を合わせる彼氏の姿をみて、Aさんは

 

「この人となら、きっと幸せになれる」

 

と直感が働きました。

 

そして、無事に結婚。2児をもうけて、いまも幸せに暮らしています。

 

■兄弟仲をとりもつお墓の縁

 

彼氏と結婚したAさんファミリーは、彼氏の風習にしたがって、みなでお墓参りを欠かさないようになりました。

 

Aさんはいいます。

 

「夫(旧:彼氏)は、あまり兄弟仲がよくないのです。でも、お互いにお墓参りを欠かしてないので、お墓に誰かが訪問したあとがあれば、『兄弟もがんばっているのだな』と思いをはせるんだそうです」と。

 

関係があまりよくなくても、お墓を通じてお互いの存在を認識し、心の中でエールを送っているのです。

 

■なぜ墓参りをすると「しっかりした家」という印象がつくの?

 

今回のAさんエピソード。

実は、これを書いている藤田(私)も非常にしっくりくるものがありました。

 

そこで、山崎石材店の山崎社長に、このエピソードを話してみて、しっくりくる理由を訪ねてみたのです。

 

「お墓=しっかりした家の人」という印象を、Aさんが抱いたであろうこと。

彼氏の風習を受け継いたAさんファミリーが、きちんと暮らしている幸せな家庭であること

 

このあたりは、非常に共感といいますか、なんとなくわかるのです。

では、なぜ当たり前のようにお墓参りをする人に対してそうした印象を抱くのでしょうか?

 

山崎社長によると、「Aさんのご主人は、仏教というより日本古来の民俗信仰を受け継いているからです。つまり、なんといいますか「価値観」の問題なんです。

 

ご先祖を大事にする=ご自身を大事にする=奥様も大事にする

 

という価値観を、Aさんが暗黙のうちに読み取ったからこそ、『しっかりした人』『この人とだったら幸せになれる』という直感が働いたのです。」

 

とのことでした。

なるほど、なるほど、つまりAさんにもまたその民族信仰は受け継がれていたということになります。そうでないと、「しっかりした人だな」と思いませんし、共感できませんからね。

 

■幸せになれる!直感の正体

 

山崎社長は続けます。

 

「しかも、彼氏は習慣として墓参りをしていました。

健全な自己肯定になっているというわけです。

 

こうしたお墓参りの文化は、おじいちゃんおばあちゃんから伝わります。

お参りをすると謙虚な気持ちになれますよね。

 

その謙虚さなども、Aさんは読み取ったのでしょう。インスピレーションがAさんにも降りて、自分を大事にしてくれるという直感につながったのでしょう。」

 

とのことでした。これを書いている藤田にとっても、非常にしっくりくるというのが感想です。

 

そして、これをお読みのあなたが「この話、なんとなくわかるな」と思うのであれば、あなたにもまた、民俗信仰は受け継がれている、ということになります。あなたの周りでも、お墓参りを欠かさない人っていませんか? その人に「しっかりした人だな」と感じるならば、それはきっと、民俗信仰と関係があり、あなたにもこの日本古来の文化が受け継がれている証拠ですね。

 

ところで下記は、母方のおばあちゃんの苗字を知ってる人こそ、交際相手にふさわしいという話です。少しまた違った角度から、祖先を大切にするという話に迫っています。

 

■関連リンク

お付き合いするのであれば母方のおばあちゃんの苗字を知ってる人に!

婚活ですてきな相手と巡り合う方法

 

 

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墓石・お墓の専門家 茨城県の山崎石材店

”樹木葬”ってどうなの?にご感想をいただきました。

こんにちは。山崎石材店です。

樹木葬について、ある種の誤解があるな~と以前より感じておりました。

樹木葬の誤解に、プロが答える

 

そして、樹木葬について書かせてもらったのが、上記のブログ記事です。

すると、ありがたいことに4名の方からご感想をいただきましたので、今回はそれをご紹介します。

 

 

Nさん(30代女性)

実際の樹木葬がわからない分ロマンが先行してしまい、もし実行しようとしたら残された人に逆に大きな迷惑をかけてしまうのだなあと思いもつきませんでした。

 

「ひとりでは死ねない」という核となるメッセージが、ぐさっと刺さりました。

死んだら誰かに必ずお世話にならなければいけない。

そして、お墓は遺族の故人への心の行きどころをつくる大切な役割を担っているという側面に、なるほどと思うことばかりでした。

 

手を合わせること、疑問も思わず自然にやっていますが、故人と心でつながる静かで大切な時間ですね。

 

墓石の管理にばかりに目がいきがちですが、精神的な部分を考えるきっかけになりました。

 

Aさん(30代女性)

 

昔、石原慎太郎氏か裕次郎氏が、「俺が死んだら、海に散骨してくれ」と、言ったとか言わないとかという話があったことを思い出しました。

そしてその話では、海に撒くといっても、好きには出来ないから、それは出来ないという話だったと記憶しております。

 

そして、夫のご先祖様のお墓も合同でお寺に入れていただいており、「お墓ってこれからどうなるのかなあ」と、若いながらも夫と話をしているA家です。

 

さいごに。のところで、「そうそうそうそうそうそうそうそう!!!」と、ひざを打ちました。

 

お墓について否定的な人は、自分が先祖のお墓参りやお墓の世話が大変で、(中にはそのことで親族内でもめた人もいて)その思いを後世にはさせたくないから、否定的なんだと私は思っています。

 

だから、「樹木葬したい」って人の本音って、「後腐れなく、迷惑かけずがいい」って言っている感じなのかなと感じました。しかもなんだか響きがカッコイイですし。

 

しかし、記事を読んで、「考えたら樹木葬めちゃくちゃ大変やん!」って気づきました。

なぜなら、我が実家の生け垣の手入れすら、めちゃくちゃ大変やからです。

 

実家や私の前の嫁ぎ先では、山も持っていますが、隣の山、土地との境界線を作ったのにわからんくなっているとか、よその人が木を切ってしもたとか、大変なことがしょっちゅうです。

 

山や木ってことは、自然が相手やから、人間の思うままにいかないんやって記事によって気づきました。

 

でも、山や生け垣に触れている私ですらそうなので、都会の人はそこらへんをわかっていないとおもいます。

 

そもそも、昔、山だらけの時に、これじゃいかんってことでわざわざ出来たのがお墓なんですから、山でいいなら山のなかに骨を入れて終わっていたはずですよねえ。

 

樹木葬の現実を知れば、自分の潜在的欲求である、「後腐れなく、迷惑かけずがいい」っていう望みとはかけ離れているってわかるので、現実を知るのは大事やなあと感じました。

 

ちなみに、私が夫と結婚したのにはお墓も関係あるんです。

夫はお墓参りとかちゃんとせなってひとで、結婚するとかなった時に、「墓前に挨拶いかなきゃ。」みたいな人なので結婚を決めました。

 

私は、昔、結構そういうのに否定的だったのですが、それからは私もお墓って大切だなと思うようになったのです。

 

樹木葬やりたいひとの潜在的欲求は、「迷惑かけず、後腐れなく、しかも、孤独っぽくない感じがいい」ってことなんじゃないかと思って。

それが叶うなら絶対お墓がいいやんって感じました。

 

樹木葬やりたいっていうのと、「老後は田舎ぐらしして、畑でもやりたい」ってのとって、少し似ている気がします。イメージ先行で、現実が見えていないという部分で。

 

だから、こんな記事が読めたらみんなちゃんと考えると思うし、少なくとも私は、「あ、ほんまやん、樹木葬めちゃくちゃ大変や」と確実に気づきました。

 

そして、記事にあるように、みんなほんまは、つながり続けたいし寂しいと思います。でも面と向かって言えないから、「樹木葬して、木になったらええわ」みたいに言ってしまうのかもしれないです。

 

なんか、お墓っていいなって思っちゃいました。

 

Rさん(20代男性)

 

この記事を読むまでは、自分が数十年後死んでしまった際には、樹木葬にしようと考えていました。私は20代ですので、正直なところ本格的に埋葬形式について考えたことはありません。しかし、以前テレビで「樹木葬が人気」と簡易的に取り上げられているのを見た際に、樹木葬について興味を持ちました。

 

その番組では「自然に包まれて眠れる」といった紹介がされていました。私はそのコンセプトに惹かれました。なぜなら、幼いころから田舎住まいであり、自然のふもとで育ってきました。

 

子供時代には遊ぶ際には、山奥のふもとで昆虫採集をしたり、探索をしたりしていました。学生時代の部活動も山に囲まれたグラウンドで毎日取り組んでいました。そういった経緯もあり、直観的にそのコンセプトに惹かれて、「将来的には、樹木葬かな?」と感じていました。

 

ただし、この記事を読んで、ネガティブな側面にも目を向けたところ、考え直すきっかけとなりました。なぜなら、樹木葬のデメリットを軽視していることに気付いたためです。自宅周辺の山奥にそのまま埋葬するイメージでしたが、実際には法律的問題、土地の問題、お金の問題、手間の問題などがあり、イメージとは裏腹に様々な問題点があることに気付けました。

 

また墓石のメリットとして挙げられた「お墓に手をあわせるという行為が、弔いについての納得感を与えてくれる」「死ぬことにおいても、人とのつながりが大事である」という言葉が、樹木葬や散骨にはない墓石ならではの価値を表していると感じました。

 

毎年お盆に家族でお墓参りに行き、墓石の前で手を合わせています。その瞬間は一瞬ですが、毎度形容しがたい気持ちに包まれます。その気持ちこそが墓石ならでの価値なのではないかと感じました。

 

世間では、年々、経済的に苦しい家庭が増加しており、宗教観が薄れつつあります。そういった事情から墓石ではなく、費用も手間もかからず・自然に包まれる”イメージのある”樹木葬や散骨が注目をあびてきているようです。

 

ただし私のように、良い側面にばかり目が向いてネガティブな側面、現実的な問題は知らない方や、墓石ならではの価値を知らない方にとって、今回の情報が大変勉強になるのではないかと感じました。

Sさん(50代女性)

 

樹木葬はそんなに簡単でない、むしろ難しいというのがよくわかりました。もっと身近な場所にお寺や市町村が管理する樹木葬墓地があると思っていましたが少ないんですね。記事のように私有地の山や雑木林にお灰をまけばいいと考える人がいるのかと驚きです。

 

「お墓は、先祖のためのようにみえて、残された人のためのものでもあるんです」はまさに実感しています。管理するのもお参りするのも残された家族。お盆やお彼岸、お正月に先祖のお墓にお参りすると厳かな気持になり落ち着きます。友人のお墓参りでも話しかけながら安らぐので、お墓は残された人のためのものだと感じます。

 

お墓は本人だけの希望よりも亡くなった後に家族としてどんなお参りをしていきたいのかが問われそうですね。

 

最後に

ありがとうございました!

樹木葬についての誤解が解けるばかりか、少し考えるヒントになって本当に良かったです。

これからも、お墓だけでなく、生きることと死ぬことについても、配信していきたく思いますので、どうかお楽しみに!

また、メルマガもやっておりますので、よろしければ。

当店の地元・茨城県常総市、つくばみらい市はもちろん、つくば市、取手市、下妻市、守谷市、坂東市などからのご連絡もお待ちいたしております。

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樹木葬の誤解に、プロが答える

こんにちは。

山崎石材店です。

 

いきなりですが、樹木葬にどんなイメージを持っていますか?

私たちは石材店ですから、「お墓について考えましょうよ」というお話をします。

すると、少なくない方が、「わたし樹木葬でいいよ」とおっしゃるんです。

 

樹木葬。

自然に還る。

 

魅力的な響きです。

イメージとしては、森の中にお灰をまかれたり、土に埋めた上に草木が咲いたり、といった感じでしょうか。

 

ジブリやアニミズムの考えと親しんできた私たち日本人にとって、とても心惹かれる葬儀スタイルです。

 

もちろん、私たちは樹木葬を否定しません。それどころか、その自然に還りたいという感情や、お空にのぼって大好きな人たちを見守りたいという考えは、尊いとすら思います。

よって、今回は、樹木葬の正しい知識を持っていただきたいなと思っています。

 

樹木葬の誤解①「そもそも、勝手に散骨はできない」

 

まず、墓地として認められてない場所に、お骨をまくのはダメなんですね。

正式には、都道府県知事が許可を出してないといけません。そこから許可が市区町村に降りてくるような仕組みになっていますので、市区町村長が許可を出す形です。

 

だから、その辺の山にお骨をまいたらいけません。

法律に触れちゃいます。

 

つまり、近所の山に骨をまいたり埋めたりして、その上に花が咲いて・・・みたいなのはまず現実にはできなくなってるんです。

 

お骨は、墓地にしか埋葬できないルールがあります。

そこで仮に、法律上の問題をクリアした墓地があるとしましょう。

お寺はコンビニと同じぐらい存在しますが、実は樹木葬として認められているお墓の地域は、都道府県に1か所ぐらいしかありません。

 

遺された人にとって、大切な人が亡くなった時、結構遠い思いをすることになります。

実は、これは石材店だからこそはっきりいえることなんですが、お墓に手をあわせるという行為が、弔いについての納得感を与えてくれるのは事実なんですね。

墓石に手を合わせるという納得感です。

 

お墓というのは実は、先祖のためのようにみえて、遺された人のためのものでもあるんです。つまり、弔いです。そこに、矛盾が生じるのが現状なんです。

死ぬためには、実は他者が必要なんです。

一人では死ねないのです。

自由奔放にいきている方などは、「野垂れ死にでいい」といわれますが、ひとりでは死ねません。決して死ねないのです。その亡骸を誰かが片付ける必要があります。

人類が最後のひとりになるまで、この弔いは続きます。

もしかしたら、野垂れ死にができるのは、地球最後のひとりだけかもしれません。

 

樹木葬の誤解②「自分で持ってる山にまくのも禁止されている」

 

じゃあ、話は戻って自己所有の山だったらどうでしょうか。

最近は山を買うのが流行っていますよね。

自分の山もダメなんです。犬や猫を埋めるのとは違って、人間の遺骨を埋めてはいけません。

ただ、法律はずいぶん前にできたものですが、日本人は法律施行の前からいますよね。よって、法律ができる前から墓地として使われているところは、「みなし墓地」として存在し、認められています。でも、自分ちをはじめとして、人の山、公共の場所にまくのは絶対にやってはいけないのです。

 

死ぬためには、他人の手を借りなければならないのですが、これを「1人称の終活」と呼んでいます。つまり、生きるときも死んだときも死んだ後も、つながりが必要なんです。

 

ワンポイント【死生観は変化する】

どうでしょう?「死ぬには他者が必要」と聞くと、ちょっと死生観に変化がうまれないでしょうか?つながりが必要なんですね。そのつながりは、さびしさを埋めてくれるものです。死生観を大きく揺さぶってきます。

その死生観は、年をとると変化することもわかっています。

かの有名な、発明家のトーマス・エジソンも、晩年は死後の世界の研究に没頭していたといわれています。エジソンのような偉大な科学者でも、年を取ると体が弱り、死生観に変化が生まれ、死後の世界などに関心がいくのです。

 

樹木葬の誤解③ 本当に樹木葬をしようと思ったらハードルが高い

 

では実際、樹木葬ってできるんでしょうか?

実は、本気でやろうと思ったらやれなくはありません。

 

多くの方が、樹木葬ときいてイメージする、「木の下に植わる」という弔い方。

シンボルツリーの下にお骨が埋まっているというお墓は、実のところ、あるにはあります。

ただ、近くで選べるほど存在するかというと、ありません。みなさんも、あまり聞いたことがないですよね?

 

まず、樹木葬には、お墓として認められている山が必要です。

よって、お寺さんで広大な敷地を持っているとか、山全体がお寺として墓地に認められているとか、そういう場所が必要です。

 

実際、現実的には樹木葬ってとても難しいんです。

なぜなら、ちゃんと、実行する人・やる人が必要だからです。

 

予算・工程管理・手間・・・あらゆる作業がのしかかります。

シンボルツリーだって準備する必要がありますよね。大きな木を。

 

樹木葬、本気でやろうとするととても大変なのです。

山がメンテされてないこともありますし、里山の整備も必要ですから。

はっきりいって、普通のお墓より大変です。

 

しかも、遺された人は「どの木だったかな…」とわからなくなっちゃうんです。

 

天涯孤独ならまだ、やってみてもいいかなと思いますが、とっても大変です。

 

「海にまいて」といわれても。

 

また、海に散骨したいというご希望も非常によく聞きます。

ビートルズ世代(団塊の世代)の男性などは、よく「死んだら海にまいてくれ、それでいいよ」とおっしゃいます。故人の意思は尊重したいところですが、ほんとうにそれでいいかはわからないのですよ。

 

お葬式や四十九日といった取り組みは、人が亡くなった時に行う典型的なプロセスです。しかしそれは年月を経てるだけあって、とてもよくできています。人が人を弔って、徐々にショックから日常に戻るためのプロセスとして、うまく考えられています。

 

でも、「海にまいて」「山にまいて」「自然に還りたい」というご主張は、そこから外れることになってしまいます。ゼロベースで自分の葬儀を考えることになりますので、勇気が必要なことでもあるのです。

 

死んだ後のことを本当に考えるって、どういうこと?

 

たとえば、闘病した人もあまり死後のことは考えない傾向があるんです。「生きるんだ」という強い想いを持ったまま亡くなられていますから、少なくとも終活はされていません。でも、遺された人のことを考えるのは本当に大切です。

 

たとえば、私たちは墓石屋さんですから、墓石を立てて、中にお骨を収めるだけといったらだけです。しかしそこで「お経を唱えてもらうことも、できるんですよ」とお伝えしたら、意外なことに結構お経を唱えてほしいなという遺族の方は多いのです。

 

そして、そこから住職に個人的なことを相談するとか、そうしたご縁が増えることもあるんです。これもまた、「一人では死ねない」ことの表れです。

 

さいごに

 

弔っていくこと。

人と人がつながりつづけること。

 

そうやって、命が続いていき、人と人のご縁がつながりつづけることも、生きることと、そして死ぬことの別の側面ではないでしょうか。こう考えると、樹木葬を希望した方の「負担なく」「見守り続けたい」「自然に還っていきたい」という思いは、お墓でもある程度はかなえられるんじゃないかなと思います。

 

そもそも、お骨をバラまくことは法律的にできないということ。

そして、ハードルの高い樹木葬をしても、意外と遺された人に負担がかかること。

でも、一人じゃ死ねないこと。

さらに、つながりつづけたいという感情は、人にとって欠かせないこと。

 

こうした気持ちをすべてかなえるのに、お墓がその橋渡しになればいいなと思います。

 

これからも、お墓だけでなく、生きることと死ぬことについても、配信していきたく思いますので、どうかお楽しみに!

また、メルマガもやっておりますので、よろしければ。

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墓石・お墓の専門家 茨城県の山崎石材店

夫と一緒のお墓が嫌!?既婚女性へのアンケートからみる、愛と死生観

こんにちは。

茨城県常総市の「お墓の専門家」山崎石材店です。

突然ですが、既婚女性のみなさんに質問です。

あなたは、夫と同じ墓に入るのは嬉しいですか?

それとも、ちょっと抵抗がありますか?

 

石材店はお墓を扱っています。お墓はとても大切なもの。

もちろん、それぞれの家のしきたりがありますし、地域の伝統もあります。無理に「お墓を建てましょう!」と強引にセールスするものではないですし、何より、お墓についてもそれぞれ個人の考え方が尊重される時代です。

 

ただ、そのお墓の問題。いま一緒に暮らしていても、「夫と一緒のお墓は嫌だな」と思うことがあるようです。私たちは墓石の専門家ですから、さまざまなご意見を伺います。とくに、このお墓の問題は家族と伝統と愛と死生観に関わるものなので、”本音”のぶっちゃけ話が多いのです。きっと、みなさまにとって有意義かつ興味深い話になることだろうと思います。

 

そこで、夫と一緒のお墓が嫌だという方に、匿名アンケートを取ってみました。その結果と、私たちなりの解釈をお届けします。

 

■夫と同じ墓が嫌だという50名

 

アンケートは、2020年9月、クラウドソーシングプラットフォームのクラウドワークス上で実施しました。

 

そもそも「夫と同じ墓に入るのが嫌」という意見(人)を、仮にウェブ上であっても集められるのか?という懸念点がありましたが、クラウドソーシングがあるので、そこのハードルはクリアできました。50名の方にアンケートへご協力いただき、夫と同じ墓が嫌というご意見を持つ方はどのような方で、なにか傾向は読み取れるのかにチャレンジしてみました。

 

■夫婦の危機は30代にすでに訪れている?

 

まず年齢の分布から。

今回は、「夫と同じ墓が嫌」という方にアンケートをご協力いただきましたので、夫婦関係は決裂とまではいかなくとも、水面下で危機になっている、あるいは、特に夫婦関係に問題はないのだけど、死後(!)は自由になりたいな~とちょっとした思いを抱いている感じでしょうか。

 

アンケートを、クラウドワークスという在宅ワークの仕事サイトで行った、ということも含めて、30代が多くなっています。おそらく、子育てまっさかりの世代です。

実際、アンケートでは、76%の方が「子供がいる」と答えています。

 

在宅ワークに親和性が高いということをのぞいても、30代ですでに、「夫と同じお墓は嫌だな」という想いが起こっていることになります。子育てをあまり手伝ってもらえてないとか、そうした日々の積み重ねが、チリのように積もってこうした本音につながっているのでしょうか。

 

ただし、反対の24%は子供がいないわけで、現在子育てをしているわけでもなく、離婚もしておらず、ただ、夫と同じ墓に入るのが嫌と内心思っているということになります。これは興味深いデータですね。

 

他にも、理由のアンケートを取っています。お墓に対する意思決定として、必ずしも夫が嫌だから、同じお墓が嫌、とは限らないことがわかります。なぜなら、お墓は比較的、伝統的な意思決定が行われがちな存在だからです。つまり、夫とは良好な関係であっても、

  • 夫の実家と折り合いがよくない
  • 単純に夫の実家が遠く、縁のない地方だから

なども理由としてあり、とにかく嫌!子供のため我慢!だけではないことが読み取れます。子供がいなくとも、離婚もせず、でも同じお墓は嫌、というデータが存在することが、それを裏付けています。

 

自分のお墓はどうするの?

 

では、「夫と同じお墓は嫌だな」という方は、じゃあ自分のお墓はどうするの?と聞かれた際、どのように答えてくれたでしょうか?

 

  • 実家のお墓に入る
  • 自分で建てる
  • 樹木葬
  • 墓はいらない
  • 考えてない

etc…

 

という回答に分散しました。順に解説しますね。

 

「実家のお墓に入る」は、地元ですし、子供も来てくれるでしょうし、比較的、伝統的な意思決定です。

「自分で建てる」は、お葬式代にプラスして、貯蓄や保険などで備えつつ、準備をされるイメージです。

「樹木葬」はなんといいますか非常に女性らしい価値観で、自然に還りたいというアニミズムとつながった感情ですね。

「墓はいらない」という方もいらっしゃいました。墓がいらないとはロック(石材店だけに)ですが、日本の法律では野垂れ死にはできても勝手に骨をばらまくわけにはいかないので、あまり乱暴なことはできないという法律上の壁を知っていただきたいです。そのあたりは、またいつか解説します。

「考えてない」は、早急に、とはいかなくとも、このアンケートをきっかけに、なにか少しでも考えるきっかけになっていればいいなと思います。

 

■仮に娘がシングルになったら・・・。

 

では、全然別の角度から、お墓について迫ってみましょう。

設問は、娘を持つ方に向けたアンケートです。「仮に、将来お子さんがシングルマザーになったら、お孫さんと一緒に入れるお墓を買いますか?」というもの。

 

実は離婚率が上昇した現代では起こりうる話なのです。

娘さんがシングルマザーになるということは、自分たち夫婦ー娘ー孫、という家族構成になります。決して、お孫さんに万が一のことが…という話ではなく、何十年も先のことをイメージして考えてもらいました。それぐらい、墓石は長い間使われるものなのですよ。

仮に娘さんが将来シングルマザーになったとき。3世代で入れるお墓を買うという方も、30%いらっしゃいます。アンケートは「石材店からの質問にお応えください」という表題をつけたので、多少の忖度があったとしても、こういう選択を取られる方もおられるという興味深いデータです。

 

なぜ息子のアンケートはないのか?という疑問については、シングルファーザーの場合はそのまま回答者(実家)の墓に入るケースが多くなるので、割愛しました。男女平等が進んだ現代でも、男性の姓を名乗る家庭が圧倒的に多いのは事実です。ただ、お墓の有り様に関しては、かなりの多様化がみられます。

 

■まとめ

 

夫と同じお墓が嫌!という話は、とりたてて「死後離婚」!と大きく騒ぐものでもないのだと思います。もっと穏やかなもので、「両親が大好きだから、親と一緒のお墓に入りたい」とか、そうした理由でも構わないと、山崎石材店では考えます。

 

価値観が多様化している時代には、お墓のあり方もまた多様化していることを、ぜひみなさまに知っていただければ幸いです。

 

そして、大切なお墓選び。お墓は、建てる!と決めたら、丁寧でしっかりした仕事をしてくれる石材店を選んでいただきたいです。長く付き合うものですし、外(墓地)に建てるものですから、風雪に耐えなければなりません。昨今は台風や豪雨といった異常気象もすごいです。よって、とにかくしっかりした作りでないと、倒れたら大変なことです。亡くなった方に申し訳ないですし、放置しておくわけにいかないで再建の手間も費用もかかってしまいます。それに、ゲリラ豪雨でお墓が倒れても、行政は何もしてくれません・・・。

 

よって、どこかわからない石材店ではなく、「ここにお願いしたい」という石材店を見つけていただきたいのです。山崎石材店では、そのときの選択に入れればいいなと思っています。これからも、どんどんお墓や死生観に関する興味深いお話をお届けして参りますので、どうか楽しみになさっていてください!

また、メルマガもやっておりますので、よろしければ。

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