夫と一緒のお墓が嫌!?既婚女性へのアンケートからみる、愛と死生観

こんにちは。

茨城県常総市の「お墓の専門家」山崎石材店です。

突然ですが、既婚女性のみなさんに質問です。

あなたは、夫と同じ墓に入るのは嬉しいですか?

それとも、ちょっと抵抗がありますか?

 

石材店はお墓を扱っています。お墓はとても大切なもの。

もちろん、それぞれの家のしきたりがありますし、地域の伝統もあります。無理に「お墓を建てましょう!」と強引にセールスするものではないですし、何より、お墓についてもそれぞれ個人の考え方が尊重される時代です。

 

ただ、そのお墓の問題。いま一緒に暮らしていても、「夫と一緒のお墓は嫌だな」と思うことがあるようです。私たちは墓石の専門家ですから、さまざまなご意見を伺います。とくに、このお墓の問題は家族と伝統と愛と死生観に関わるものなので、”本音”のぶっちゃけ話が多いのです。きっと、みなさまにとって有意義かつ興味深い話になることだろうと思います。

 

そこで、夫と一緒のお墓が嫌だという方に、匿名アンケートを取ってみました。その結果と、私たちなりの解釈をお届けします。

 

■夫と同じ墓が嫌だという50名

 

アンケートは、2020年9月、クラウドソーシングプラットフォームのクラウドワークス上で実施しました。

 

そもそも「夫と同じ墓に入るのが嫌」という意見(人)を、仮にウェブ上であっても集められるのか?という懸念点がありましたが、クラウドソーシングがあるので、そこのハードルはクリアできました。50名の方にアンケートへご協力いただき、夫と同じ墓が嫌というご意見を持つ方はどのような方で、なにか傾向は読み取れるのかにチャレンジしてみました。

 

■夫婦の危機は30代にすでに訪れている?

 

まず年齢の分布から。

今回は、「夫と同じ墓が嫌」という方にアンケートをご協力いただきましたので、夫婦関係は決裂とまではいかなくとも、水面下で危機になっている、あるいは、特に夫婦関係に問題はないのだけど、死後(!)は自由になりたいな~とちょっとした思いを抱いている感じでしょうか。

 

アンケートを、クラウドワークスという在宅ワークの仕事サイトで行った、ということも含めて、30代が多くなっています。おそらく、子育てまっさかりの世代です。

実際、アンケートでは、76%の方が「子供がいる」と答えています。

 

在宅ワークに親和性が高いということをのぞいても、30代ですでに、「夫と同じお墓は嫌だな」という想いが起こっていることになります。子育てをあまり手伝ってもらえてないとか、そうした日々の積み重ねが、チリのように積もってこうした本音につながっているのでしょうか。

 

ただし、反対の24%は子供がいないわけで、現在子育てをしているわけでもなく、離婚もしておらず、ただ、夫と同じ墓に入るのが嫌と内心思っているということになります。これは興味深いデータですね。

 

他にも、理由のアンケートを取っています。お墓に対する意思決定として、必ずしも夫が嫌だから、同じお墓が嫌、とは限らないことがわかります。なぜなら、お墓は比較的、伝統的な意思決定が行われがちな存在だからです。つまり、夫とは良好な関係であっても、

  • 夫の実家と折り合いがよくない
  • 単純に夫の実家が遠く、縁のない地方だから

なども理由としてあり、とにかく嫌!子供のため我慢!だけではないことが読み取れます。子供がいなくとも、離婚もせず、でも同じお墓は嫌、というデータが存在することが、それを裏付けています。

 

自分のお墓はどうするの?

 

では、「夫と同じお墓は嫌だな」という方は、じゃあ自分のお墓はどうするの?と聞かれた際、どのように答えてくれたでしょうか?

 

  • 実家のお墓に入る
  • 自分で建てる
  • 樹木葬
  • 墓はいらない
  • 考えてない

etc…

 

という回答に分散しました。順に解説しますね。

 

「実家のお墓に入る」は、地元ですし、子供も来てくれるでしょうし、比較的、伝統的な意思決定です。

「自分で建てる」は、お葬式代にプラスして、貯蓄や保険などで備えつつ、準備をされるイメージです。

「樹木葬」はなんといいますか非常に女性らしい価値観で、自然に還りたいというアニミズムとつながった感情ですね。

「墓はいらない」という方もいらっしゃいました。墓がいらないとはロック(石材店だけに)ですが、日本の法律では野垂れ死にはできても勝手に骨をばらまくわけにはいかないので、あまり乱暴なことはできないという法律上の壁を知っていただきたいです。そのあたりは、またいつか解説します。

「考えてない」は、早急に、とはいかなくとも、このアンケートをきっかけに、なにか少しでも考えるきっかけになっていればいいなと思います。

 

■仮に娘がシングルになったら・・・。

 

では、全然別の角度から、お墓について迫ってみましょう。

設問は、娘を持つ方に向けたアンケートです。「仮に、将来お子さんがシングルマザーになったら、お孫さんと一緒に入れるお墓を買いますか?」というもの。

 

実は離婚率が上昇した現代では起こりうる話なのです。

娘さんがシングルマザーになるということは、自分たち夫婦ー娘ー孫、という家族構成になります。決して、お孫さんに万が一のことが…という話ではなく、何十年も先のことをイメージして考えてもらいました。それぐらい、墓石は長い間使われるものなのですよ。

仮に娘さんが将来シングルマザーになったとき。3世代で入れるお墓を買うという方も、30%いらっしゃいます。アンケートは「石材店からの質問にお応えください」という表題をつけたので、多少の忖度があったとしても、こういう選択を取られる方もおられるという興味深いデータです。

 

なぜ息子のアンケートはないのか?という疑問については、シングルファーザーの場合はそのまま回答者(実家)の墓に入るケースが多くなるので、割愛しました。男女平等が進んだ現代でも、男性の姓を名乗る家庭が圧倒的に多いのは事実です。ただ、お墓の有り様に関しては、かなりの多様化がみられます。

 

■まとめ

 

夫と同じお墓が嫌!という話は、とりたてて「死後離婚」!と大きく騒ぐものでもないのだと思います。もっと穏やかなもので、「両親が大好きだから、親と一緒のお墓に入りたい」とか、そうした理由でも構わないと、山崎石材店では考えます。

 

価値観が多様化している時代には、お墓のあり方もまた多様化していることを、ぜひみなさまに知っていただければ幸いです。

 

そして、大切なお墓選び。お墓は、建てる!と決めたら、丁寧でしっかりした仕事をしてくれる石材店を選んでいただきたいです。長く付き合うものですし、外(墓地)に建てるものですから、風雪に耐えなければなりません。昨今は台風や豪雨といった異常気象もすごいです。よって、とにかくしっかりした作りでないと、倒れたら大変なことです。亡くなった方に申し訳ないですし、放置しておくわけにいかないで再建の手間も費用もかかってしまいます。それに、ゲリラ豪雨でお墓が倒れても、行政は何もしてくれません・・・。

 

よって、どこかわからない石材店ではなく、「ここにお願いしたい」という石材店を見つけていただきたいのです。山崎石材店では、そのときの選択に入れればいいなと思っています。これからも、どんどんお墓や死生観に関する興味深いお話をお届けして参りますので、どうか楽しみになさっていてください!

また、メルマガもやっておりますので、よろしければ。

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