「しっかりした家」のイメージとしての墓参り

こんにちは、山崎石材店でコンテンツを担当している、藤田です。

 

みなさんは、お墓参りをする人に対して、「しっかりした家の人だな」というイメージを持つことはありませんか?

 

お墓は死を祀るもの、怖いもの、お世話する人によっては面倒なもの・・・

というイメージもある一方、お墓参りを欠かさない人には「しっかりした人」という印象を抱きがちです。

 

でもなぜでしょうか?

なぜわたしたちは、日頃は縁遠いお墓という存在と、「しっかりした人」というイメージを結びつけるのでしょうか?

 

今日はそのあたりに迫ってみたいと思います。

 

■彼氏と結婚を決めるとき

 

実は、上記のお墓参り=しっかりした人、というイメージは、ある方の体験談がもとになっています。それが、Aさんで、Aさんはお付き合いしていた恋人と結婚するとき、彼が「お墓に報告しなきゃ」と言い出したのだといいます。

 

ある夏の日、Aさんは結婚がしたくなり、結婚情報誌ゼクシィを買い込み部屋で読んでいました。すると

 

彼氏「結婚・・・。先にお墓に報告しなきゃ」

 

といいだしたのです。

 

Aさん「お墓?両親よりも先にお墓に報告するの??」

 

と不思議に思ったといいます。

 

■結婚する前に墓参り?

 

そう、彼氏は「なにかあったらご先祖様に報告しなければならない」という価値観を持っており、その価値観が大きなイベントのとき(結婚)、明らかになったのです。

 

Aさんは「ずいぶんしっかりした人だな」

 

と思いながらも、不思議と抵抗はありませんでした。もちろんAさんの家にもお墓はあり、Aさん自身は、「お墓は少し面倒なもの」というイメージを持っていたにも関わらず、です。

 

というのも、Aさんは法事などで本家に集まるたび、女性だけが支度に追われて、男性は酒盛りをして盛り上がり話に現を抜かしている姿があまりいい印象を持っていなかったからです。普通の家庭に育ったAさんにもお墓はあるけれど、結婚を報告するという発想はAさんにはありませんでした。だからこそ「しっかりした人だな」と思ったのです。

 

彼氏とAさんがお参りにいった、彼氏の実家のお墓は、普通のお墓でした。先が尖っている神道のAさんのお墓と違い、先端が平らなタイプが違うぐらいです。

 

丁寧にお墓を掃除し、手を合わせる彼氏の姿をみて、Aさんは

 

「この人となら、きっと幸せになれる」

 

と直感が働きました。

 

そして、無事に結婚。2児をもうけて、いまも幸せに暮らしています。

 

■兄弟仲をとりもつお墓の縁

 

彼氏と結婚したAさんファミリーは、彼氏の風習にしたがって、みなでお墓参りを欠かさないようになりました。

 

Aさんはいいます。

 

「夫(旧:彼氏)は、あまり兄弟仲がよくないのです。でも、お互いにお墓参りを欠かしてないので、お墓に誰かが訪問したあとがあれば、『兄弟もがんばっているのだな』と思いをはせるんだそうです」と。

 

関係があまりよくなくても、お墓を通じてお互いの存在を認識し、心の中でエールを送っているのです。

 

■なぜ墓参りをすると「しっかりした家」という印象がつくの?

 

今回のAさんエピソード。

実は、これを書いている藤田(私)も非常にしっくりくるものがありました。

 

そこで、山崎石材店の山崎社長に、このエピソードを話してみて、しっくりくる理由を訪ねてみたのです。

 

「お墓=しっかりした家の人」という印象を、Aさんが抱いたであろうこと。

彼氏の風習を受け継いたAさんファミリーが、きちんと暮らしている幸せな家庭であること

 

このあたりは、非常に共感といいますか、なんとなくわかるのです。

では、なぜ当たり前のようにお墓参りをする人に対してそうした印象を抱くのでしょうか?

 

山崎社長によると、「Aさんのご主人は、仏教というより日本古来の民俗信仰を受け継いているからです。つまり、なんといいますか「価値観」の問題なんです。

 

ご先祖を大事にする=ご自身を大事にする=奥様も大事にする

 

という価値観を、Aさんが暗黙のうちに読み取ったからこそ、『しっかりした人』『この人とだったら幸せになれる』という直感が働いたのです。」

 

とのことでした。

なるほど、なるほど、つまりAさんにもまたその民族信仰は受け継がれていたということになります。そうでないと、「しっかりした人だな」と思いませんし、共感できませんからね。

 

■幸せになれる!直感の正体

 

山崎社長は続けます。

 

「しかも、彼氏は習慣として墓参りをしていました。

健全な自己肯定になっているというわけです。

 

こうしたお墓参りの文化は、おじいちゃんおばあちゃんから伝わります。

お参りをすると謙虚な気持ちになれますよね。

 

その謙虚さなども、Aさんは読み取ったのでしょう。インスピレーションがAさんにも降りて、自分を大事にしてくれるという直感につながったのでしょう。」

 

とのことでした。これを書いている藤田にとっても、非常にしっくりくるというのが感想です。

 

そして、これをお読みのあなたが「この話、なんとなくわかるな」と思うのであれば、あなたにもまた、民俗信仰は受け継がれている、ということになります。あなたの周りでも、お墓参りを欠かさない人っていませんか? その人に「しっかりした人だな」と感じるならば、それはきっと、民俗信仰と関係があり、あなたにもこの日本古来の文化が受け継がれている証拠ですね。

 

ところで下記は、母方のおばあちゃんの苗字を知ってる人こそ、交際相手にふさわしいという話です。少しまた違った角度から、祖先を大切にするという話に迫っています。

 

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